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光触媒コーティングには、抗菌効果・抗ウイルス効果などのうれしいメリットがあります。しかし、なかには「誇大広告なのでは？」という疑問を抱く方もいるようです。本記事では、光触媒コーティングが怪しいといわれてしまう理由と、光触媒の仕組みについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

光触媒コーティングが怪しいといわれる理由

光触媒コーティングやその効果について「怪しいから信用できない」という声を聞くことがあります。そのような声が上がる理由として、以下の2つが考えられます。

● 誇大表示に対する注意喚起が広まったため
● 効果が目に見えにくい施工のため

誇大表示に対する注意喚起が広まったため

コロナが流行したばかりの頃、「コロナに効く」と謳う広告や商品が多く登場しました。なかには科学的根拠がなく過大な効果を謳う商品もあり、消費者庁からは注意喚起の発表が出ました。

この注意喚起により、消費者の誇大表示に対する警戒心が高まったと考えられます。結果として、たとえエビデンスを持つ商品でも、効果の部分だけを耳にした消費者から疑いの目を向けられてしまうということになってしまったのです。

効果が目に見えにくい施工のため

光触媒が効果を発揮するウイルスや細菌などは、基本的に目に見えません。一般的に、人は形に残らないものや目に見えないものに価値を見出しにくいといわれています。そのため、光触媒コーティングを行っても本当に効果があるのか実感できず、「騙されたのではないか」と考えてしまう方が増えたというわけです。

光触媒コーティングの仕組み

光触媒の仕組みについて知らず、効果だけを聞くと怪しいと感じるかもしれません。本当に信用できるかを見極めるためには、仕組みをよく理解する必要があります。

光触媒コーティングとは、二酸化チタンなどの物質が光に当たるときに起こる化学反応を利用したコーティングのことです。光触媒コーティングを行った箇所が光に当たると、有害物質を含む有機物が無害な水や二酸化炭素に分解されます。この仕組みにより、光触媒には抗菌や抗ウイルス、ニオイ防止などの効果があるとされています。

光触媒コーティングはコロナウイルスに効果がある？

昨今の社会情勢を考慮すると、「コロナウイルスに効く」という言葉は特に警戒心を持たれやすいワードかもしれません。光触媒コーティングは本当にコロナウイルスに効果があるのでしょうか？ここからは、以下3つのポイントから詳しく解説していきます。

● 接触感染防止には効果が期待できる
● 空気感染・飛沫核感染を防ぐ効果は低い
● ほかの対策が不要になるわけではない

接触感染防止には効果が期待できる

光触媒コーティングは、コーティングを施した箇所の表面についたウイルスに対して効果を発揮するため、飛沫がつきやすい壁などから感染するルートを防ぐことは可能といえます。コロナウイルスの接触感染に対する効果については、研究結果によっても実証されています。東京工業大学の情報によると、「光触媒材料に光照射をすると1時間で2.5桁のウイルス量の減少（99.7％の減少）、2時間で検出限界以下である99.99％以上のウイルス量が減少」という結果を得られたそうです。

参考：東京工業大学 「可視光応答形光触媒による新型コロナウイルス不活化を確認」

この結果により、学校や病院などの公共機関においても、ウイルス対策に有効な施工として光触媒コーティングが注目されています。

また東京大学においては、新型コロナウイルスに対する光触媒の効果についての研究がありますので、こちらで紹介させていただきます。ご興味のある方はご確認ください。

光触媒で空気中に浮遊する”新型コロナウイルス”の感染性を検出限界以下まで消失させることに成功～「Withコロナ」の社会の実現と新たな社会的脅威「変異ウイルス」への対抗策を提示～

空気感染・飛沫核感染を防ぐ効果は低い

光触媒コーティングは、空気中のウイルスに対する効果には期待できません。ウイルスは、手による接触だけでなく、空気中の飛沫を鼻から吸い込むなどの感染ルートもあります。徹底した感染対策を行うためには、飛沫感染の対策も併せて実施する必要があるといえるでしょう。

ほかの対策が不要になるわけではない

コロナ感染を防ぐためには、光触媒コーティングだけでは不十分です。先述したとおり、飛沫感染を防止するための対策が必要です。

また、光触媒コーティングは表面が汚れると効果が小さくなるため、日常の清掃は欠かせません。「光触媒コーティングをしたから何もしなくても問題ない」という認識は誤りです。

光触媒コーティングは商品選びが重要

現在、光触媒コーティング関連の商品は数多くあるので、「どれを選べばいいの？」と悩む方も少なくありません。商品を選ぶときは、「効果検証の試験とエビデンスの公開をしているかどうか」という点をチェックしてみてください。また、施工業者に依頼する際も同様で、製品に対する十分な知識があり、施工実績の多い業者なら安心して任せられるといえます。

まとめ

光触媒が怪しいといわれる原因には、誇大広告に対する警戒が高まっている社会情勢や、効果が目に見えづらいという点が挙げられます。光触媒の実際の効果については、その仕組みを知り、試験結果などのエビデンスを参考にすることにより、信頼性をたしかめられるはずです。また、光触媒の商品は数多くあるため、信頼できるものを選ぶことも大切です。

「ホーネストホームズ株式会社」では、オゾン機器メーカーの勤務経験や、環境省実証試験に立ち会った経験のある代表が厳選したコーティング剤を使用しております。また、所属するスタッフは「より多くの方々に安心できる快適な生活空間を提供したい」と思いながら光触媒コーティングを行っております。光触媒に関する疑問にも丁寧にお答えいたしますので、ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。