お知らせ

コロナを含む多くの感染症において、感染リスクの高い場所のひとつに「自宅」が挙げられます。家族が感染した場合は、看病をしながら感染拡大に注意を払わなければいけません。本記事では、普段の対策と感染者が出た場合の対策について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

家庭内の感染リスクが高い理由

各種感染症において、特に多い感染パターンは飛沫感染や接触感染です。感染者に接近したり、飛沫が触れたものに触ったりすることで感染症のリスクが高まります。そのため、接触する距離が近く、日常の多くの時間を過ごすことになる家庭内での感染リスクは非常に高いといえます。

なお、コロナウイルスの場合、無症状期間があることに注意が必要です。感染していると気づかずに家族と密接に過ごし、うつしてしまうケースも少なくありません。

家庭で普段から行うと良い感染予防策

普段から家庭内で適切な感染予防策を講じていれば、無症状期間の感染リスクを下げることができます。ここでは、以下の5つの予防策を解説します。

● 手洗い
● 換気
● 共有部分の消毒
● こまめな洗濯
● ごみを密閉して捨てる

手洗い

こまめな手洗いを習慣づけると、知らずにウイルスに触れてしまうリスクを軽減できます。ウイルスのついた手で目や鼻などの粘膜に触れると、感染のリスクが一気に高まります。手洗いの際はせっけんを使い、指の隙間までしっかりと洗いましょう。

換気

定期的な換気により、空気中のウイルスを放出することも大切です。窓を開けて換気するほか、エアコンや扇風機を活用するのも良い方法です。

共有部分の消毒

よく手が触れる共有部分は、頻繁に消毒することで接触感染を防げます。ドアノブやベッド柵などは、拭き掃除の際に消毒も忘れず行いましょう。また、トイレや洗面所などもきれいな状態に保つ必要があります。

こまめな洗濯

汚れたシーツや衣服などを洗濯することも感染予防の一環になります。感染の疑いがある人の衣服が汚れた場合は、手袋やマスクをつけたうえで洗濯しましょう。

ごみを密閉して捨てる

鼻をかんで捨てたティッシュなどのごみは、ビニール袋に密閉して捨てましょう。また、ごみを捨てた後は手洗いを忘れずにすることも大切です。

家族に感染者が出たときの感染予防方法

家族に感染者が出たときは、ほかの家族にうつさないよう細心の注意が必要です。ここからは、特に注意すべきポイントについて解説していきます。

● 部屋を分ける
● 看病する人を決める
● 全員がマスクをつける

部屋を分ける

感染者が休むための個室を用意し、ほかの家族との部屋を分けましょう。感染者は、トイレやお風呂などの共有スペースに出てくる時間を最小限にし、なるべく部屋から出ないように心がけることが重要です。

もし住宅環境の問題で個室が用意できない場合は、少なくとも2メートルの距離を確保しながら看病します。仕切りやカーテンを使用し、できるだけ接触を控えましょう。

看病する人を決める

家庭内で感染が広がらないよう、感染者の看病は特定の方が行うのが望ましいです。感染リスクの高い持病がある方や高齢者の方などは避けるなど、家庭内で事前に取り決めておくと良いでしょう。

全員がマスクをつける

マスクについては、家族全員がつけることでウイルス拡散防止の効果が得られます。感染者がいる部屋から出るときは、マスクを外して処分し、新しいものに交換しましょう。また、マスクの表面は触らず、外した後はすぐにせっけんで手洗いすることも大切です。

具体的な消毒方法

最後に、家庭内で手軽にできる消毒方法を紹介します。定期的に消毒を行い、家族全員の健康を守るようにしましょう。

● 熱水
● 塩素系漂白剤
● 洗剤
● 光触媒コーティング

熱水

食器や箸などは熱水消毒が効果的です。80℃以上の熱水に10分以上さらすと、熱水消毒ができます。

塩素系漂白剤

手すりやドアノブなどの拭き掃除には、塩素系漂白剤を使いましょう。濃度を0.05％に薄め、手がよく触れる箇所を拭くと消毒できます。各商品に薄める方法が書かれているので、説明通りに正しく取り扱いましょう。

洗剤

ウイルス対策に有効な界面活性剤が入った家庭用洗剤でも消毒ができます。ただし、効果が強すぎると手荒れなどの症状が出てしまうおそれがあるので、手袋の使用も併せて検討してみてください。

光触媒コーティング

光触媒コーティングは、ウイルスや細菌などの臭いの原因物質を分解するという特徴を持っている施工で、これを壁紙や水回りなどに行うことで清潔な状態を保つことができるようになります。室内の有害物質を除去できるので、接触感染を防ぐのに有効です。

まとめ

自宅は家族同士で会話するほか、ドアノブなどの共有部を触る機会も多いことから感染リスクが高い場所であるといえます。家庭内感染を予防するためには、こまめな手洗いや室内の消毒が欠かせません。ほかにも、室内の衛生管理をしやすくする方法として、光触媒コーティングの施工も有効なので、気になる方は一度検討してみてください。

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